# ECのコンバージョンを本当に上げる、見落とされがちな15の施策

> 商品ページへの送料表示、送料無料のしきい値、正直な希少性の訴求、商品スキーマ、再入荷通知メール。多くのストアが実装していない、けれど実装すべき施策を紹介します。

Ryan Badger - 2025年3月9日 - 読了目安 6 分

## 「このコツで売上アップ」の、正直なバージョン

どのECブログにも「売上を伸ばす15のコツ」という記事があります。コツの大半は、当たり前(「写真を改善しましょう」)か、漠然としている(「顧客体験に注力しましょう」)か、そもそも間違っています(「毎週フラッシュセールをしましょう」)。この記事では当たり前のことは省き、私が見てきたストアで実際にコンバージョンを動かしたのに、ほとんどのストアがやっていない施策を15個書き出しました。

あまり知られていないといっても、マニアックという意味ではありません。存在は知っているのに実際には実装していない、あるいは中途半端にしかやっていない、という意味です。以下の施策は、どれも数時間集中して取り組めば成果が返ってきます。

## 1. 送料はチェックアウトではなく、商品ページに表示する

多くのストアで最大のコンバージョンキラーは、チェックアウトの3ステップ目で突然送料を知らされることです。カートに入れて、住所を入力して、39ドルの注文に送料が14ドルかかると初めて分かる。ここで離脱率が跳ね上がります。

対策は、商品ページに「X発送、配送Y日、送料Z ドルから」という1行を直接置くことです。送料無料のしきい値があるなら「50ドル以上で送料無料」と書きましょう。カートページにも、最終的なチェックアウトボタンの前に送料の目安を表示してください。

## 2. カートで送料無料のしきい値を案内する

カートの中の「あと12ドルで送料無料」は効きます。すでに購入意欲が高まっている人は、もう1点追加してほしいという軽い後押しを受け入れやすいからです。

これをうまく実装したストアでは、平均注文額が10〜20%高くなります。しきい値は届く範囲にする必要があります。40ドルのカートに100ドル以上で送料無料は遠すぎます。38ドルのカートに50ドル以上で送料無料なら、ちょうどいい距離です。

## 3. FAQは別タブではなく、商品ページの中に置く

多くのストアはFAQを、誰も訪れない別ページに置いています。商品ごとのFAQは、商品ページの説明文の下に直接置きましょう。サポートの受信箱に実際に届く質問に答えるのがポイントです。「標準的なドア口を通りますか」「重さはどれくらいですか」「充電器は付属しますか」といった質問です。

商品ページで答えた質問は、その分だけ問い合わせが減り、返信待ちで止まる商談も減ります。

## 4. カートはどのページでもドロワー表示にし、全画面のカートページにしない

「カートに入れる」を押すと全画面のカートページに飛ばされ、閲覧の流れが途切れて、そのまま購入するか離脱するかのどちらかになります。スライドして出てくるカートドロワーなら、商品ページにとどまったまま、ほかの商品も見て追加してもらえます。

Shoprocketは標準でこの方式です。全画面のカートを使う別のプラットフォームなら、ドロワーに変えるだけで、カート完了率が5〜10%上がるのが普通です。

## 5. 写真付きレビューへのインセンティブを添えて、レビューを依頼する

「レビューを書いてください」の回答率は低く、通常は2〜5%です。「写真付きレビューで次回15%オフ」なら10〜15%になります。写真付きレビューは目に見える証拠なので、テキストだけのレビューの2〜3倍の割合で、のちの購入者をコンバージョンさせます。

次回限りの15%割引にかかるコストは、商品ページに載る良い写真付きレビューのコンバージョン効果に比べれば、取るに足りません。

## 6. 偽のカウントダウンではなく、正直な希少性を

「残り3点」は、本当のことなら効きます。リロードするとリセットされる偽のカウントダウンタイマー(「終了まで 02:47:22」)は、信頼を壊します。Googleは過度に偽の緊急性をあおるサイトに注意を払っており、時間とともに検索順位を下げる傾向があります。

本当に在庫が限られている、あるいは期間限定のオファーなら、それを表示してください。そうでないなら、偽装しないことです。

## 7. 構造化データ(Productスキーマ)でリッチな検索結果を出す

Googleの商品リッチリザルトは、星評価、価格、在庫状況を検索結果に直接表示します。適切なProductスキーマを実装したストアは、テキストだけの表示に比べてクリック率がはっきり上がります。ShoprocketはProduct、Offer、AggregateRatingのスキーマを自動で追加しますが、プラットフォーム外のストアでは、多くが手動で実装する必要があります。

実装は、Googleの[リッチリザルトテスト](https://search.google.com/test/rich-results)で確認しましょう。エラーはクリックを失う原因になるので、直してください。

## 8. Googleショッピングの無料リスティング用フィードを有効にする

広告を出しているかどうかにかかわらず、Googleショッピングは検索結果に無料の商品リスティングを表示します。Merchant Centerに商品フィードを送れば、そのリスティングに載れます。Shoprocketはフィードを自動で生成するので、そのURLをMerchant Centerに貼り、商品の不承認があれば解消するだけです。

無料リスティングは、アパレル、ホームグッズ、家電、ビューティーなど、ほとんどの物販カテゴリで意味のあるトラフィックをもたらします。手順は、Merchant Centerで設定し、Shoprocketのダッシュボードでショッピングフィードを有効にし、商品の不承認を解消すれば完了です。

## 9. 在庫切れ商品に、再入荷通知のメール登録を設ける

お客様が来店し、欲しいサイズや色が在庫切れだと分かって離脱します。在庫切れのバリエーションに「再入荷したらメールで知らせる」を用意しましょう。再入荷したときに、数は少なくても購入意欲の高いリストに真っ先に知らせることができます。再入荷通知メールのコンバージョンは通常20〜40%で、ほかのどのメール配信よりずっと高い数字です。

## 10. 購入完了ページで、購入後のアップセルをする

「いま支払った」から「タブを閉じた」までの間は、お客様の購買意欲が最も高い時間帯です。購入完了ページでのワンクリックのアップセル(「この組み合わせの商品を20%オフで追加できます。同じカードに請求されます」)は、5〜15%でコンバージョンします。

Shoprocketにはまだこの機能がありません(購入後アップセルはロードマップにありますが、未実装です)。今すぐやりたい場合の裏技は、購入後5分以内にアップセルを案内するメールを送ることです。

## 11. 高額商品のカテゴリでは、カゴ落ちSMSを使う

メールによるカゴ落ち回復の回収率は8〜12%です。同じフローにSMSを加え、カゴ落ちの1時間後に送ると、さらに5〜8%上乗せできます。高額カテゴリ(100ドル以上)なら、SMSの追加コストは取るに足りません。

低単価のストアにSMSは送らないでください(ユニットエコノミクスが合いません)。また、3回目のフォローアップにSMSを使うのも避けましょう(回収できる以上に、うんざりさせてしまいます)。

## 12. メタディスクリプションは、ブランドではなく購入者の検索語に合わせる

多くのメタディスクリプションは企業の宣伝文のようです。「X社は、こだわりのお客様に上質なウィジェットをお届けします」。これではクリックされません。検索した人が知りたいであろうことに答えるメタディスクリプション(「ウエスト34のストレッチジーンズ、軽量デニム、返品無料」)のほうが、クリックにつながります。

売上上位10商品のメタディスクリプションを、「購入者がGoogleに入力した言葉」への直接の答えとして書き直しましょう。ShoprocketにはAIによるメタディスクリプション生成機能が組み込まれていますが、売れ筋商品は手で仕上げる価値があります。

## 13. 商品ページの動画は最長30秒

調査によれば、動画のある商品ページは、写真だけの場合よりコンバージョンが20〜40%高くなります。ただし条件があり、動画は見てもらえる内容でなければなりません。商品を使っているところを30秒。ロゴのイントロも、長いナレーションも不要です。ミュートの自動再生は有効ですが、クリックして再生させる形式は効きません。

## 14. 売れ筋上位20商品に、本物の「この商品を買った人はこちらも買っています」を

小規模ストアのアルゴリズムによるレコメンドは、ノイズでしかありません。自社の実際の注文データから拾った組み合わせにもとづいて、売れ筋上位20商品に手作業で「ほかのお客様はこちらも購入しています」を設定したほうが、はるかにコンバージョンします。1商品あたり5分で組み合わせを確認でき、その結果はどのプラグインより優れています。

データに意味が出るだけの規模(月間注文数1万件以上)になってから、アルゴリズム方式に移行しましょう。

## 15. リピーター向けに「再注文」ボタンを置く

ログインしたリピーターには、過去の注文の横に「再注文」ボタンが見えるべきです。ワンクリックで同じものをカートに追加できます。消耗品(コーヒー、サプリメント、ペットフード、スキンケア)では特に重要です。

Shoprocketには、顧客アカウントのエリアにこの機能があります。多くのストアはこれを奥に隠していますが、アカウントのトップページに出しましょう。

## 各施策でShoprocketが対応していること

| 施策 | Shoprocket |
| --- | --- |
| 商品ページへの送料表示 | 対応 |
| 送料無料のしきい値 | 対応(配送設定でしきい値を設定) |
| 商品ページのFAQ | 対応(商品説明のブロックで追加) |
| カートドロワー | 対応(標準) |
| レビュー依頼 | 対応(組み込み) |
| 正直な希少性の訴求 | 対応(在庫数の表示を組み込み) |
| 商品スキーマ | 対応(自動) |
| Googleショッピングのフィード | 対応(フィードを自動生成) |
| 再入荷通知メール | 連携経由で対応、ネイティブ機能はまだなし |
| 購入後のアップセル | ネイティブ機能はまだなし(ロードマップ) |
| カゴ落ちSMS | ネイティブ機能なし。Klaviyo/Postscript/Omnisendを併用 |
| メタディスクリプション | 対応(組み込み、AI支援) |
| 商品動画 | 対応(商品メディアで利用可能) |
| 関連商品 | 対応(手動のキュレーション + 自動の関連商品) |
| 再注文ボタン | 対応(顧客アカウント内) |

```
<!-- 例です。実際のスニペットは、ダッシュボードの「販売チャネル → 埋め込み」で取得してください -->
<script src="https://cdn.shoprocket.io/loader.js" data-pk="pk_yourkey"></script>
<div data-shoprocket="catalog" data-embed-id="emb_xxx"></div>
```

> **ヒント:**15個を一度に実装しようとしないでください。今のストアで穴だと感じる3つを選び、今週中に公開し、翌月にかけて効果を測定してから、次の3つを選びます。大改装より、少しずつの改善です。

## 要点

- **「コツ」の大半は当たり前です。** この15個は、それぞれ数時間の集中が必要なために、やられていないだけです
- **コンバージョンの最大の漏れ:** 送料の不意打ち、全画面のカートとドロワーの違い、インラインFAQの欠如
- **注文額を上げる最大のレバー:** 送料無料のしきい値、購入完了ページでのアップセル、再入荷通知メール
- **SEOで最も効くもの:** 商品スキーマ、Googleショッピングのフィード、検索語に合わせたメタディスクリプション
- **リテンションで最も効くもの:** 再注文ボタン、写真付きレビューのインセンティブ、高額商品のカゴ落ちSMS

[無料トライアルを始める](https://app-v3.shoprocket.io/signup)と、これらの施策の多くは設定なしですぐに使えます。14日間、カード不要です。

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